第3回:電信で話をしてみよう
さて、モールス符号は覚えられましたか。まずは、覚えた文字を使って「交信」してみるのが良いでしょう。
でも、いきなり交信をしよう、と言われても何から手をつけて良いか解らないでしょうから、まずは、文章や単語をモールス符号に正確に変換する練習から行ないます。最初は片っ端に目に入ってくる英単語や、ローマ字表記の単語等を頭の中でモールス符号に変換してみるのが良いと思います。英語の教科書等に載っている文章などがあれば、最適な符号化の練習ができると思います。まずは「ツー トトトト トト トトト  トト トトト  トツー  トツーツート ト ツート」と言う具合に進めていけば良いと思います。頭の中で符号を暗唱しても良いですし、簡単な電子工作により低周波発信機とシーソー型のスイッチ等を作って符号を実際に「打って」みるのも良いと思います。
この時、モールス符号化にあたって注意したい点は、ここで一度振り返って「第2回:モールス符号を覚えよう」にもあるように、短点と長点、そして、 点と点の間隔を守ると言う事です。最小単位の方から、符号の短点及び長点の時間の取り方、同時に点と点の間の空白時間の取り方から始まり、文字と文字の間の空白時間の間隔、同様に単語同士の間隔、文章同士の間隔に気を付ける事です。前述の例文に微妙なスペースが入れてある事に注目してください。ストップウォッチや、自分でタイミングを取りながら、等間隔の時間軸を意識して、その時間軸に従ってリズムを取ってモールス符号化をすると良いと思います。
最初は、本当にゆっくりのスピードで構いません。段々と慣れるに従い、ある程度余裕ができるようになったら、序々にスピードを速くして行きましょう。先ほどの電子工作練習器等を使用して、自分で打った符号を録音し、後で聞いてみるのも良いと思います。これを繰り返して、符号の変換や、時間の間隔にズレや間違いが無くなるまで、ひたすら練習します。
間違いが無く出来るようになったら、早速、実際に相手を見つけて、お互い練習機を使って、何でも良いですから英文やローマ字を互いにやり取りして「話」をしてみましょう。多分、実際にやってみると、最初は「送信」はできたつもりでも、逆の立場になると、相手が何を打ってくるのか「受信」して解読するのが非常に難解に感じるかも知れません。どちらかと言うと「受信」の練習を主体に、完璧に出来る様になったら、同じ速度位の「送信」練習をするという具合に、送受信でバランス良く繰り返して練習する事が非常に大切です。


「第4回:電信の略語を覚えよう」へ続く
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